海外トライアスロン遠征でトラブルを防ぐコツ
IRONMANや世界選手権など、最近はエイジの方々も積極的に海外のレースに出場されていますね。初めて海外レースに出場される方に向けて、ちょっとしたアドバイスを。
スケジュールには余裕を持つ
アジア圏であれば、乗り継ぎ便でのフライトでも、そこまで疲れませんが、ヨーロッパやアメリカに行く時には、移動時間もそれなりです。乗り継ぎがあるフライトだと移動による疲労は馬鹿にできません。また時差による体調の変化もあるので、日曜日にレースがあるのであれば、最低でも木曜出発、金曜着、レースの前日はしっかり休めるようにしましょう。余裕があるなら、木曜日中に現地入りすればベストです。金土で二日間あれば、コンディショニングも難しくないでしょう。
「バケージロスト」を防ぐ
また、長距離のフライトで、乗り継ぎを含む場合には、預けた荷物が出てこない「バケージロスト」することがあります。特に乗り継ぎの時間がタイトだと、荷物を載せずに出発してしまうのです。特に、トライアスロン大会がある便には、たくさんの自転車を載せなくてはいけませんので、スムーズな乗り継ぎが難しいのです。日本からのフライトがディレイした場合も想定して、2時間ほど余裕を持った乗り継ぎにするのがベターです。(ロストした荷物は、当日中にホテルに届くか、次便がない場合には、翌日の便に乗せられてホテルまで届けてくれます。)
また、もし、預けた荷物が出てこない、ロストしてしまった時を想定しておきます。自転車は預けるしかないので、こればかりは仕方がありません。(自転車の運搬・梱包方法については、別記事を参照してください。「トライアスロン遠征では何に自転車を梱包するのがベストか」)ですが、自転車と一緒に全ての荷物を預けてしまうとロストした時に大変です。持ち込み手荷物に入れておいた方がいいものは、
・携帯充電器
・スイム道具一式(スイムウエア、ゴーグル、キャップ、セーム)
・ラン道具一式(ランシューズ、Tシャツ、ランニングパンツ)
でしょうか。アスリートにとって大事なのは、ロストしている期間中のトレーニング(コンディショニング)ができるかどうか、です。最低限のトレーニングができるように機内持ち込みの荷物に、簡単な道具一式を入れておきましょう。替えのパンツより大事なのはランニングパンツです笑。
海外レースで持っていくと便利なもの
また、以下のモノを持って行くと海外では非常に重宝します。
・自転車の鍵
・携帯用洗剤
・防寒具
・サンダル
ちょっとした買い物をする時や、移動にレースバイクを使用することが多くなります。その時にあると安心なのは、自転車の鍵ですね。仲間の分もまとめてロックできるような長めのワイヤー錠だといいですね。また、洗剤も持っていると重宝します。スポーツウエアは、吸汗速乾の素材でできているので、毎回洗うことで、荷物も減らすことができます。手洗いでもOkですが、洗剤があれば便利ですよね!ランドリーはどこの町でもあるので、小分けした洗剤を持参して荷物を減らしましょう。荷物を減らす中でも、入れておきたいのが、防寒具です。暑い東南アジア圏でもウィンドブレーカーを、アメリカ、ヨーロッパであれば、ダウンジャケットを必ず持って行きましょう。暑い東南アジアでも、冷房が効いている室内での説明会などで重宝します。また、アメリカ、ヨーロッパでは1日を通して寒暖の差が激しいことがあります。明け方の寒さにも耐えられるようダウンは必須。ユニクロのウルトラライトダウンは、小さくなるし、安いし、オススメです。そして、意外と忘れがちなのが、サンダル。ちょっとした時の外出や、ビーチでのトレーニング、レース前など大活躍です。何より、レース後に足が死んで(爪が剥がれてしまったり、靴擦れしてしまったり)いる時には、本当に助かる!アイテムです。
レース当日の朝ごはんは持参しよう!
どこの国に行っても、レース前に必要な炭水化物は取ることができますが、レース前は慣れた食事にしたいものです。私は、レース当日用だけは、持参しています。白米もしくは赤飯パック、そして味噌汁です。いずれも百均で買えますよ!ご飯は、だいたい電子レンジか湯煎して温めて食べられるようになっています。ホテルで電子レンジが借りられるか、特にレース当日はとても朝早いので、必ず確認しておきましょう。もし、朝に借りられないのであれば、前日に借りて一度温めておき、おにぎりにして保存しておきます。また、湯沸器があるなら、そこにパックを入れれば湯煎できます。だいたいのパックが入らないので、エイヤ〜っで二つに折って入れても大丈夫です笑。また、これは、細かいですが、味噌汁のワカメは残しておくといいですよ。ワカメは消化に悪いので、ロングのレース当日は絶対ダメです。(おにぎりの海苔も同じです!)
また、現地入りしたら、前日の夜までの食事をどこでとるか、周辺のレストランリサーチを忘れずに!前日の夜はどこのレストランも混みます。事前に予約するか、直前にレストラン難民になって食べるのが遅くならないようにアタリをつけておきましょう!せっかくだから、美味しいレストランで仲間と楽しい時間を過ごしましょう!
まとめ
色々、思いついたままに書いてみました。海外遠征では、トラブルがつきもの。トラブルも楽しむ余裕があるといいですね!とはいえ、自転車が届かないのは、本当に不安になります笑。スケジュールには余裕を持って遠征しましょうね!
By KD